新型コロナウイルスの影響に、ただただ驚愕しているYuki(@yuki_cst)です。
本当に正直、ここまでの騒ぎになるとは思っていませんでした。
準備していた衛生材料品も少しずつ底をつきかけては、何とか手に入りを繰り返しています。
普段なら、“ピンチをチャンスに“と感じる場面かもしれませんが、
これだけ多くの感染者や亡くなられている方が増えている中、決してチャンスという言葉を安易に用いるべきでは無いと思っています。
不幸中の幸い、今のところ薬局内のスタッフに感染者は居ませんが、
医療提供施設である薬局では、いつ感染者が出てもおかしくないというのも事実です。
現在、新型コロナウイルスに応じた情報を集め、最悪の場合を想定して最善を尽くしているところではありますが、心配や不安を日々感じながら過ごしています。
今日はそんな薬局を独立開業して半年、直面している想定もしていなかった状況についてお伝えしようと思います。
薬局の影響
薬局における影響は、門前の科目によって大きく異なるのではないかと思います。
薬局経営者の方や、知り合いの薬剤師の方にお聞きすると
小児科や耳鼻科に来られる患者さんは減っているとお聞きします。
(かなり地域差はあるみたいですが…。)
また、弊社もそうですが内科の患者さんもかなり少なくなっているように感じます。
慢性的な疾患に応じた処方であれば定期的な受診はされていますが、かなり極端に臨時の風邪処方などが少なくなっている印象ですね。
僕個人としては、風邪の患者さんが減っていること自体はとても良い事だと思います。
ただ、受診が必要な方でも新型コロナウイルスの疑いをかけられるから受診したくない、という話も耳にします。
情報が多くありすぎて困惑し、風評被害などを心配している方も少なくはないでしょう。
『不要不急』の言葉自体を、どう解釈されているかについては疑問を感じざるを得ません。
ちなみにですが、弊社の薬局では先月3月と比較すると
・処方箋受付数:約15%減
・集中率 :約5%減
まだ4月も数日残されていますが上記の結果に落ち込みそうです。
全体の受付は減少し、
近くにお住まいの方や、いつも来局される方から門前以外の処方について問い合わせが増えており、集中率は下がっているというような状況です。
感染への懸念
最も懸念すべきは、やはり新型コロナウイルスへの感染です。
スタッフが利用するマスクやアルコールの衛生材料については可能な限り欠かさないように準備し
定期的な手洗いうがいと換気を行い、ビニールシートでの区切りを設けたりしています。
来局される患者さんにも同様に、手洗いうがいや三密を避けるような啓発もしていますが、ウイルスは目に見えない分、心配をぬぐい切ることは出来ません。
また、自分自身が感染した場合、会社の存続に関わるといっても過言ではありません。
その危機的状態に陥った場合、
現在のように1人薬剤師で経営している状態では、薬局を閉めなければいけない状態になります。
そうなる前に手を打とうにも、
都合よく、今転職活動をしている薬剤師や、パート勤務希望の薬剤師が多いわけでもなく
紹介会社を利用すると、薬剤師を雇用した際の紹介手数料が負担になります。
最悪の場合を想定する事
今回の新型コロナウイルスの影響はまだまだ続くと予想されます。
薬局を経営していく上で、そのうち考えていかなければならない、実行しなければいけないと思っていた課題が、まさに今直面している出来事に直結しています。
① 薬剤師・事務スタッフの雇用について
② 他事業・多店舗展開
③ 薬局の利益を伸ばすために行えること
などについて、「いつかは考えていかなければいけないな」と思いながらなかなか行動には移せていませんでした。これを機に、今からでも出来ることについて考え、最善を尽くしていこうと思います。
本日は、明るい話題でお伝えは出来ませんでしたが、
これから独立を考えられている方は是非、最悪の場合も想定して事業計画を考えてみることをオススメします。
人のこと、資金繰りのこと、様々な問題について最善から最悪な状態までを考察することは、必ず独立してからの力になると思っています。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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