『いつか独立したい』独立を甘く見ている人は、薬局の案件も甘く見ている。

スポンサーリンク
ブログ
スポンサーリンク

こんにちは、Yukiです(^^)



『いつか独立したい』と聞くと、“いつか”っていつですか??
って普段なら問いかけたいところですが、今日は別の視点からお話いたします。(笑)


このブログを見ていただいている中には、『いつか独立したい』と思っている方も、おられるのではないでしょうか。


僕の周りにも、その志を持った方は何人もおられます。


そうやって独立した仲間が増えれば、嬉しい限り。
理由として、大手資本の会社が、ビジョンを掲げて事業展開するのも良いのですが、身近な人が地域に寄り添って、独自の取り組みや個々の色を出していく方が僕は好きだと思っているからです。



そんな独立を目指す人への、激励を込めて本日の記事を記載します。



良ければお付き合いください。

スポンサーリンク

『いつか独立したい』と思う友人の、理想の薬局案件

僕の友人に、「独立をしたい(興味がある)」という話のあと幾つか質問を繰り返していくと、下記のような店舗をイメージしている話を聞きました。(本人には確認を取り投稿しています。)


箇条書きにすると下記のようになります。

< 理想の薬局 >
・立地   自宅から30分以内
      最寄駅から10分以内
・処方枚数 40~60枚/日(約1000枚/月)
・薬剤師  2人体制可能
・門前Dr  2人以上


このような案件について、どう思いますでしょうか?





個人的には正直、思わずよだれが出そうな案件です……。
こんな案件があれば、迷わずGOするかもしれません。
(他にも見るポイントはありますが、それはまた後日。)






この際ですので、はっきり申し上げます。


残念ですが、そんな案件そうそうないでしょう。

正確に言うと、新規で独立する人や個店の経営者には、ほとんど入ってきません。


新規で開業するクリニックの隣に、たまたまテナントが空いていて、たまたま他の会社さんからの横やりがないような立地で、新規開業を行い実績を伸ばす。

もしくは、後継者不足の薬局さんとご縁があった等の話でないと、かなり実現しづらい話だと個人的には思います。


また、紹介会社を利用して仮に案件が回ってきたとしても、かなり高額の紹介料や営業権を支払う必要があります。(営業権ってなに?という方は、下記の記事を参考にしてください。)

M&A~営業権(のれん代)について~
こんにちは、Yukiです(^^)/今日は、M&Aによる事業承継にかかる営業権をテーマに個人的な見解を踏まえてご記載しよ...



秘密保持の契約上、詳しい内容をお伝えする事は出来ませんが、
紹介会社を利用した際、上記に近い案件の話を聞いた際の営業権は3000万円でした。



もう一度言います。営業権だけで3000万円です。
他に、医薬品代金や、備品や機材代、店舗の保証金などが必要になるので、トータルすれば4000万近く、もしくはそれを超えた金額になるでしょう。

その現実を突きつけられた時は、正直心が折れそうになりました。(笑)


語弊が無いようにお伝えしますが、決して独立への希望を閉ざしたいわけではありません。むしろその逆です。

上で友人が話した薬局像、何を隠そう僕自身もそう思っていました。
ただ『いつか独立したい』人の多くは、理想の部分しか見えておらず、現実とのギャップを生じやすい傾向があるのではないかと思います。




現実問題、先ほどのが良い例ですが、月に処方箋枚数1000枚超えるような店舗を、個人の方が手に入れることはかなり困難でしょう。

独立を果たしたYuki薬局、独立を決めたポイント

では、先ほどと比較した際に、僕が実際に得た案件はどのようなものだったのか、理想との比較を踏まえてお伝えします。

< 理想の薬局 >
・立地   自宅から30分以内
      最寄駅から10分以内
・処方枚数 40~60枚/日(約1000枚/月)
・薬剤師  2人体制可能
・門前Dr  2人以上

< Yuki薬局 >
・立地   自宅から1時間
      最寄駅から約10分
・処方枚数 20枚/日(約500枚/月)
・薬剤師  1人
・門前Dr  2人以上

大阪市内の薬局
自宅から、通勤に1時間。
最寄駅からは、ギリギリ10分以内。
処方枚数は、理想の半分。
薬剤師は、僕1人。
門前Drは2人以上、交代で外来の対応。



理想との大きな違いは処方箋の枚数です。
1000枚が理想の僕が選んだ案件は、その半分の500枚。


理想からはかなり離れましたが、それでも思い切って独立を決めたポイント


それは・・・

1つ目、薬剤師を自分一人で行えば、十分採算が合う点

2つ目、門前のDrが複数名おられる点

3つ目、立地が大阪市内(かなりギリギリですが)



処方箋枚数は努力で伸ばすことは出来たとしても、簡単に立地を変える事は出来ないし、Drの人数にも干渉できない。


上記のポイントに重きを置いて試行錯誤を重ねた結果、独立を決めました。

独立はそこまで甘くない

あなたにとっての理想の案件で独立できたなら、それに越したことはありません。

ただ、案件を精査したのにも関わらず、開業後に「聞いていた話と違う」なんてのも良く耳にする話です。


絶賛自転車操業中でひぃひぃ言っている僕が言うのもあれですが、『いつか独立したい』と思って独立出来るほど甘くはありません。


その“いつか”を明確にしていくために、
・色んな人の話を聞いたり
・学びの場に行ったり
・転職をしたり
・独立資金を積み立てたり
といった日々の行動が大切になってくるのではないかと思っています。


良い案件を手に入る可能性は低いとお伝えしましたが、想い次第では良い案件にすることは出来るかもしれません。

まずは、薬局で業務を行うだけでなく、あなたが独立に向けた想いを、何か一つでも行動してみてはいかがでしょうか。






今日もお読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. […] […]

  2. […] […]

  3. […] […]

タイトルとURLをコピーしました