独立に必要な資金~事業承継M&A編~

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こんにちは事業承継により調剤薬局の開局を果たしたYuki(@yuki_cst)です。

今日は、独立に必要な資金について。


「開業するとき、どれくらいの資金が必要になるんだろう」


と疑問に思われている方、是非一度目を通していただければと思います(^^)

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法人設立から開局準備まで

まずは、何に対して費用が必要となるかを書き出してみます。

法人登記費用(※法人で開局する場合)20~30万円程度
会社を設立するときの登録料のようなものです。
定款作成代
併せて会社の印鑑を作成する必要があります。

賃貸借契約〇〇〇万(立地や条件による)
薬局の営業を行う不動産との契約ですね。
敷金・礼金
場合によっては保証会社契約料、賃貸借契約を結ぶ際の手数料が必要となってきます。

棚卸後の在庫してある医薬品や備品買取の代〇〇〇万
門前の科目や処方箋の応需枚数によりますが、かなり大きな額となる医薬品の購入。
薬局を運営する上で必要不可欠です。
さらには、店舗ごとの買取ですと、中で使用している設備や備品も買い取る必要があります。

薬局開設許可等の登録費用~5万円
上記の金額に比べると、少額に感じますが財布から出すには意外と大きい金額になってきます。
開設許可を受けるのに数万円、他の申請を行うのに別途必要となる場合があります。
(細かい金額は各地域の厚生局などでご確認お願いします)

上記に加えて承継元との⑤営業権や、紹介会社を介した場合の⑥紹介料が必要です。

①法人登記費用
②賃貸借契約
③在庫医薬品、備品代
④薬局開設許可等の登録費用
⑤営業権
⑥紹介料
まとめるとこんな感じです。



③⑤⑥は、継承する薬局の規模や承継元との話次第ですが
医薬品在庫:数百万
営業権:数百万
紹介料:数百万
は見ておいた方が良いでしょう。

賃貸借契約は敷金礼金含めて家賃の5~10倍くらいの金額と概算した場合、
小規模の店舗であっても、上記①~⑥を少なく見積もっても600万円前後の資金が必要になってくることが予想されます。(もちろん条件次第ですので、あくまで一例として。)

運転資金

(1)家賃
(2)電気・ガス・水道代
(3)通話・通信費
(4)レセコンシステム利用料
(5)(テレビがあれば)NHK代金
(6)(設置していれば)ウォーターサーバー代
*(7)医薬品購入代
(8)備品購入代、その他雑費
(9)(加入していれば)薬剤師会費
(10)人件費

ざっくり書き出してみましたが、
以上のようなことが毎月の費用としてかかってきます。

更にこれに加えて、
・借り入れの返済
・士業の先生の顧問料
などが追加されてきます。


(10)人件費については、
薬剤師か登録販売者か事務員
正社員かパート社員
時給や勤務時間
社会保険、雇用保険の加入
などによって大きく変わる上に、開業する地域によっても異なってきます。


*(7)については要確認
医薬品の卸会社との取り決めにもよりますが、保険収入が入ってくるタイミングに合わせてくれるところも多いです。【4月購入分→6月支払い】みたいにですね。

他も契約内容をしっかり確認する必要がありますが、
何に、どのくらいかかるか、をまず知ってみるこがとても大切です。

忘れてはいけない注意点

これまでに、必要となる費用について書き出してみましたが、
ここで忘れてはいけないのが調剤薬局の大きな収入源は保険収入である点です。

先ほど、医薬品の購入代のところでも少し触れましたが、“保険請求”が大きな落とし穴となることも多い運転資金。
例えば4月の営業で得た保険収入が手元に入ってくるのは6月、2か月のタイムラグがあるのです。


つまり

窓口の現金収入はあるものの、4月に開局した場合
4月、5月には薬局の大きな収入源である保険収入は2カ月もの間、1円も入ってきません。
また2か月後の6月に入ってきたとしても20日前後の場合が多く、実質開局から3か月近くも保険収入は入ってこない状態となります。

ということは、開業時には少なくともひと月にかかる運転資金の2倍から3倍の資金が必要となってきます。


窓口収入は一先ず無視して多めの見積もりとしていますが、運転資金は予想以上に必要になってくることがお分かりいただけたかと思います。


トータル

①法人登記費用
②賃貸借契約
③在庫医薬品、備品代
④薬局開設許可等の登録費用
⑤営業権
⑥紹介料

+

(1)家賃
(2)電気・ガス・水道代
(3)通話・通信費
(4)レセコンシステム利用料
(5)(テレビがあれば)NHK代金
(6)(設置していれば)ウォーターサーバー代
*(7)医薬品購入代
(8)備品購入代、その他雑費
(9)(加入していれば)薬剤師会費
(10)人件費
×2~3か月分


トータルすると上記の金額がかかってきます。

開業を準備されている方、目指している方は、かかってくる費用を可視化して計算してみることをオススメします。

上記のリストに、概算で費用を当てはめ、開業するときの運転資金を想定してみてはいかがでしょうか(^^)/


今日もお読みいただきありがとうございました♪

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