こんにちは、Yukiです(^^)/
今日は、M&Aによる事業承継にかかる営業権をテーマに個人的な見解を踏まえてご記載しようと思います。
良ければお付き合いください。
営業権とは
まずそもそも営業権というワードに馴染みの無い方もおられるかと思いますので、簡単に説明させていただきます。
タイトルにかっこ書きさせていただいたように、いわゆる『のれん代』というやつです。そもそもそれが何だ?といいますと、事業の無形資産というような表現がされます。
例えばですが、あなたが薬局を買い取ろうとした時、かかってくる費用は以下のようなものがあります。
<有形資産>
・医薬品代 300万円
・設備、備品代 100万円
・減価償却費 100万円
・負債 200万円
ーーーーーーーーーーーー
TOTAL:700万円
<無形資産>
・営業権 ???円
有形資産については、決まった値段が存在しているものが多く可視化されやすいのですが、無形資産である営業権は少し不透明さも感じます。
これは様々な要素が加味され算出されます。
・売上
・店舗の存続可能年数
・門前の数
・門前の先生の人数、年齢、後継者の有無
・ブランド力
・歴史
・そこにかけた経営者の想い
など
もうお分かりだと思いますが、この営業権に決まった金額というものは存在しません。
売り主が設定し、買い手がそれに合意し契約を結ぶという流れになります。
営業権は高い??
営業権の算出方法についても少し触れさせていただきました。
薬局の店舗をM&Aにて承継しませんか?という案内を見て『営業権が高い』ということを良く耳にします。
僕もそう思っていましたが、一概に高い安いは判断しづらいものです。
例えばですが、どちらも条件は同じ薬局があった時
①『100年続いている薬局で地域に凄く大切にされている』
②『後継者が不足している』
上記①②に同じ値段をつけますでしょうか?
あくまで前提は同じ条件だとしても、そこにかける経営者の想いや目に見えない部分が評価されていると考えた時、無条件に高いとは言えなくなりました。
いくらで譲りたいですか?いくらで譲り受けたいですか?
M&Aの場合、売り主と買い主の双方がいて初めて契約が成り立ちます。
その際に、互いに納得のいく金額で合意できれば問題ありません。
ただ決して安くはない金額を支払うわけですから、問題が生じやすいのも事実です。
営業権がどのようにして設定されているかを知るとともに、継承した後にその店舗を経営者としてどのように営業していくかが、より大切になってきますね。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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