『独立、辞めた方がいいよ』
社会人1年目の夏。
とある経営者の方に言われた一言。
今では、ふとした時に思い出し、自分の想いを振り返るための言葉にもなっているこの言葉。独立して1期目の決算月を終えた今、ようやくその真意を少しずつ分かるようになってきました。
あの時の僕は、独立に対する知識も無ければ行動力もない。そもそも『独立』がどういうものかも分かっていませんでした。
今日は、そんな思い出話から独立を目指す方へ向けた少しだけメッセージをお贈りします。
良ければお付き合いください。
社会人1年目の夏
僕は、独立を目指し調剤薬局へと就職。
研修を終え、調剤薬局の現場で勤務し始めていたところでした。
数多くの経営者の方が集まる会に、偶然お声がけいただき参加させていただくことに。
その時お会いした方に、自己紹介を兼ねて独立に対する想いを熱弁しました。
独立を目指して、調剤薬局で働いている
いつか自分の店を持って、好きな人と好きなように働きたい
30歳までに独立できなければ独立を諦める
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そして返ってきた言葉が、「独立、辞めた方がいいよ」
何か気に障ることを言ってしまったのか。
冗談ぽく聞こえてしまったのか。
いずれにせよ、この言葉は僕の独立に対する想いに火をつけると同時に、自分自身を強く見つめ直すきっかけとなりました。
独立するとはなんだろう? 店舗を持ちたい理由は? 好きなように働くとは、自分にとって、どういうことなのだろう? “いつか”っていつ? どうして独立をしたいのだろう? 独立しなければ自分のしたい事ができないのかな? どうしたら独立できるのだろう?
家にいる間や、仕事中、移動中にも時間があれば、自問自答を繰り返しました。
そうしているとある時、ふと気づきました。
僕の「独立したい」には、何の具体性も目的も無かったことに。
独立はあくまで手段
以前にも記載したことがあったかと思いますが、
独立することはあくまで、あなたの目的を叶えるための手段でしかありません。
この言葉に「いつか見返してやろう!」と火をつけられ早くも3年が経ちました。
独立に対する想いを振り返り、反骨精神が一つの原動力となり行動し続けた結果、昨年に独立を果たし、次への一歩へと足を踏み出そうとしています。
「独立、辞めた方がいいよ」
あなたがもし、この言葉を誰かに言われた時に、どう行動するかで独立に対しての人生は大きく変わるのかもしれません。
本件とは少し異なりますが、人とは違うことをしようとすると、どこからともなく否定する人も現れてきます。もしあなたが本気で独立を目指すのであれば、自分自身の想いを否定されても、突き抜けるくらいの独立に対する想いや行動力が大切なのだと思います。
何度も自問自答して、進みたい道を見つけてください。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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