独立を目指すきっかけ、バーテンダーの経験

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こんにちは。Yukiです(^^)/

独立を志す皆さんは、「独立を目指そうと思った“きっかけ”は?」と聞かれたら、何を思い浮かべますか?



薬剤師として働き始めてから
実務実習を経験してから
親が薬局を経営している
自営で多くの利益を上げてみたい など人それぞれあると思います。



僕は、学生時代のバーテンダーの経験が、その契機となりました。




かなりの自分語りになりますが、良ければお付き合いください。

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バーテンダーになった日

当時19歳の僕にとって、バーと聞くと何だか敷居の高い存在でした。


「こんなところでお酒を作れたらかっこよさそう。」と思っていた程度。
バーテンダーの仕事についてはほとんど知らない。
夜の仕事は少し怖い印象もあったので踏み出せずにいました。


そんな気持ちを抱えていた、大学1年目が終わろうとしている頃。
地元の駅から帰り道を歩いていると、半地下の店のシャッター横に少し目立つ看板を見つけました。

***********
*アルバイト大募集!*
*未経験者も大歓迎!*
*電話番号:XX-XXXX*
***********



当時はまだお酒も飲めない年齢。
断られてもおかしくはない状況とは知りつつも、興味を抑えきれずお店に押しかけました。


仄暗い落ち着いた雰囲気のお店。
中には、カウンター奥に2人、お客さんと思われる男性1人


ダメで元々。手に汗握り『看板見て来ました』と働きたい旨を伝えました。
すると次の日に面接を組んでもらうことが出来ました。


そして翌日、約束の時間に店に行くと、奥にあるソファー席へ案内された。

「どうしてバーで働きたいと思った?」
「希望の曜日や時間帯は?」
「今までのアルバイト経験は?」



等のような質問が繰り返され面接は滞りなく終了。結果は後日電話するとお聞きし、その場を後にしました。


ドキドキしながらの結果待ち。1週間も経たないうちに電話が鳴りました。
忘れもしない初めての出勤日『2月29日』を伝えられる。


その日から僕はバーテンダーになりました。

バーテンダーの仕事?

初出勤の日。
タイムカードや荷物を置く場所を聞き、説明を受けながら店の掃除や買い出し、開店準備が終わる。
少し時間があったので社長と店長、社員の方と僕の4人で、開店前に食事に行くことに。


改めて「なんでバーで働きたいと思ったんや?」と聞かれ、
馬鹿正直に「お酒を作れたり、かっこよさそうなイメージだったからです」と答えると



「「地味な仕事やで」」

と、社長と社員の方に口を揃えて言われたのを、今でも覚えています。
敷居が高くて、かっこよさそうなイメージから一変した言葉を耳にし、少し唖然としました。



が、すぐにその真意に気付きました。


勤務し始めてから、注文を聞いたり洗い物をしたりのホールの業務を行い、空いた時間でお酒を作るための練習の日々。『ステア』というマドラーを使い、グラスの中で氷や液体をかき混ぜる練習と、『シェイク』の練習。(カクテルと言えばイメージされるあのシャカシャカするやつです🍸)


かっこよくお酒を作れると意気込んでいたものの
まともにお酒を提供できるようになったのも、1年以上経ってからのことでした。


まずそもそも、バーテンダーはお酒を作ることだけが仕事と思っていたこと自体、
僕の中での大きな勘違いでした。


メインの仕事はお酒を作る事に加え会話をすること
僕のバーテンダーとしての仕事はそれが大半を占めていました。

会話をする仕事

お客さんと接する上での業務に関して言えば、
お酒を作ることが1から2割、残り8割以上が会話をすることというような比率。

もともと、誰かと話すことが得意でなかった僕は、お客さんと何を話して良いか分からず待ちぼうけ状態。退屈そうにしているお客さんにも、うまく話題を切り出せず、作業をしている“フリ”でごまかすことも。店に来られる同業種の方に厳しい言葉をいただくことも…。
うまくやろうとしてもなかなかうまくいかず、失敗が焦りを呼び、更に失敗を重ねました。


店長や当時一緒に働いていた社員の方、贔屓にしていただいていた常連さんと会話の練習を重ね、糸口を見つけれるようになったのもしばらく経ってからのことでした。



沢山の失敗を繰り返しながら、それと同じくらい色んな方と出会い『会話』をしました。



仕事の話。
職場の愚痴や、昇進が決まった報告、辛い話から嬉しい話まで。
僕が関わることの無いと思っていた業種や職種の方とも、自分の知らない世界を沢山教えてもらいました。

恋愛の話は日常茶飯事。
中には、このバーで出逢い、結婚される方もおられました。
生まれたお子さんを連れてお店に顔を出してくれると、
嬉しい気持ちが自然とこみ上げてきたのを今でも思い出します。


また逆に、遠方に転勤される方もおられ、ついつい寂しくなってしまう経験もしました。
関東に転勤された方には、就職活動中、関東に出た際に連絡をし、飲みに連れて行ってもらい、家に押しかけて泊めてもらうこともありました。(笑)



人と会い、話をすることで、生まれる人との縁
その大切さを知ったのも、この『会話をする仕事』の経験があったからだと心から思います。

店長まさかの独立

働き始めて、数年が経とうとした頃。
突然、店長が「この店を買い取る」と言い放った。

・・・?
と唖然とする気持ちの方が強く、納得するまでに少し時間を要しました。


どういう流れで買い取るのか、買い取る資金はどうするのか、買い取った後の店の名前はどうするのか………アルバイトながらに様々な疑問が頭の中をめぐりました。


店長と、これからどうしていくのかという話を幾度となく繰り返しました。

いつまでに、どれくらいの資金が必要になるのか
毎月いくら貯金として積み立てていく必要があるのか
どういった作戦を立てていく必要があるのか


融資のための資料作りを手伝ったり、店の売上を上げるために試行錯誤を繰り返したり。
僕の想像と正反対の行動をする店長に、腹を立てる事も、時には言い合いになることもありました。



そして学生ながらに『店を買いとる』ことへの大変さを体験し、
それと同時に自分自身の店を持つことへのワクワク感を覚えました。


僕ならこういう店を作ってみたい

という想いを体現できる、自分の店を持つことへの憧れが
独立を目指す大きなきっかけになったのだと思います。

原点回帰

ただの体験談で恐縮ですが、
今でも人との縁や、自身の経験はかけがえのないものと感じています。

僕は、まだまだ自分自身のビジョンやミッションも模索中ですが、
この振り返りを期に、今一度考えを見直してみようと思います。



自分自身の中にあるそのストーリーを振り返ることにより、
原点回帰、自分自身の独立にかける想いを振り返りに繋がります。

これを見ていただいている皆様は
独立しようと思ったきっかけのストーリーはどういったものでしょうか?

またいつの日かこっそり教えていただければ嬉しいです。




今日もお読みいただきありがとうございました。

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